煙管でたった半年で完全に禁煙を成功させる方法

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最近はAGAと喫煙の関係がよく指摘されていますが、本当のところはどうなんでしょうか。肺がんとも相関が無いといわれたり、はたまた副流煙だけで肺がんの発症率が上がったりと、どのデータを信頼すればいいのか混乱してしまいます。

さて、かくいう私の場合、かれこれ20年近くに渡って、一日2箱赤マルを吸い続けていたのですが、3年ほど前に辞めてからは、完全に依存症状を叩き潰すことに成功しています。

私の禁煙方法はタイトル通り煙管(キセル)を使ってのものなのですが、これの何がスゴイって、辞めてどれだけ経っていても『吸いてぇ〜〜〜〜!!』ってくる、あの欲求がゼロなのです。

言いすぎかもしれませんが、私ほど気持ちよく辞めることができたケースは一例もないのでは?と思うほど自信を持っている方法なので、是非ご紹介したいと思います。

これまで何度も何度も禁煙に失敗している

私は俗に言うSEの仕事をフリーランスでやっています。

仕事場が自宅で、しかも一人で住んでいるため、タバコ吸い放題なんですよ。ズボラな性格のため、デスクで仕事をしながらガバガバ吸うスタイルです。ベランダとか出ませんよ。

酷い日には、一日に3箱吸ってしまっていることもありました。ここまで来ると、さすがに体へのダメージを感じるようになってきたんですよ。それに加えて、1日2箱平均で一ヶ月のタバコ代が¥30,000弱かかるわけです。

辞めたいと思う理由は人それぞれだと思いますが、私の場合は、これまでに何度も何度も禁煙に失敗してきているので、それに勝ちたいという気持ちが強かったんですよね。嘘じゃないです。

デメリットは掃いて捨てるほどあるタバコですから、ここで語るまでもないでしょう。

それで、まずは気合で辞めてみる、という誰でも通る道をいきました。2日持って限界でした。

この気合戦法を3回くらい繰り返して、やっと『あ、これ無理だわ』と気づいたのでした。

辞められないのなら、本数を減らせばいいじゃん!ということで、本数を減らすという方法に移行したのですが、結果はお察しの通り。一人で無限に据えてしまう環境において、本数を減らすなんていうことは絶対に無理なんですよ。絶対にです。

それでなんとか楽にやめる方法ないのかなぁ〜なんていう軽い気持ちで、禁煙外来にも行ってみましたが、チャンピックスでも無理でした。

私はとても心が弱いのだと知ることができました。

煙管に出会う

それで、なんとなく諦めムードのなか、なんとなく観ていた『花咲くいろは』というアニメの中で(おはなちゃんがとにかく可愛い)、女将さんが煙管をくゆらせているシーンがあるのですが、そのときに初めて煙管を実用的に吸っているシーンを目の当たりにしたんですね。

煙管なんて一度も観たことがないですし、てっきり江戸時代に消えたものだと思っていたんです。

まずは自分もこれに切り替えたら何か変わるのではないか、という浅い考えで、よく調べもせずにすぐにポチりました。

これで少なくともニコチンは摂取できるわけですから、禁煙というよりも紙巻きタバコを辞められたら万々歳だなぁ〜と。

キツすぎて肺に入れられない

届いた煙管は、全部真鍮(しんちゅう)製の、いわゆる延べ煙管というタイプでした。

金属製なので汚れても洗えそう、あと何となく見た目がかっこ良いというシンプルな理由でした。

一緒に『刻みたばこ』という、煙管の先端に詰めるタバコの葉っぱも購入しました。宝船という銘柄です。

直前で気づいたのですが、煙管には紙巻きタバコでいうところのフィルターがなく、火をつけて吸い込むと、ものすごく濃い煙がダイレクトに肺に流れ込みます。まぁ大丈夫でしょと、勢い良く吸い込んだのでした。

死んだ

もう、3分くらい息ができないほど苦しかったのです。そしてじわじわと怒りが湧き上がってきました。

人生で一度もキレたことのなかった私が、あまりのいらだちに煙管を床に叩きつけたのでした。

ですがよく思い返してみると、『花咲くいろは』の女将さんは、それは美味しそうに吸っているように見えたのです。何か間違えたのかな?と疑問に思って調べてみると、やっぱり書いてありました。

『肺で吸うな、口腔喫煙にしろ』と。

口腔喫煙?肺に入れずに?

そんなんで吸った気にならないでしょ、と思ったのですが、ものは試しです。

煙管に葉っぱを詰め、火をつけます。

そして煙管を口にくわえ、今度はゆーっくりと、口の中だけに広がるように吸い込みます。

するとどうでしょう。まず肺は痛くありません。そして驚くべきことに、煙が濃すぎるのが幸いして、口の中に溜め込んだ煙が”漏れる”ように、かすかに肺に入ることに気づきました。

煙管はそもそも吸い方がとても難しいのですが、私なりにベストな吸い方は口に一度貯めてから、鼻だけで吸い込む方法です。

煙と空気が上手く混ざってとてもマイルドな状態で肺に届くので、紙巻きタバコと遜色ないです。

そして気づきました。コレはイケルと。十分紙巻きタバコの代わりをやれていると。

それから半年間、一度も赤マルを買うこと無く煙管だけで過ごしました。

『もしかして完全に辞められるんじゃないだろうか…』

ふとこんなことが脳裏をよぎりました。

赤マル時代は朝起きたらさぁタバコ!という感じでダッシュで火をつけていたのですが、キセルに変えてからは、まず歯を磨くようになっていたんです。無意識に。

煙管への完全な切り替えを成功させた私は、以前よりニコチンへの依存症状がとても少ないということに気づいたのです。

この時点でキセル切り替えから半年ほど経っていたのですが、ここでインフルエンザに罹患してしまいます。一人なので辛くて寂しくて、もう死ぬかと思いました。

2日ほど仕事もせずに寝込んだのですが、あまりのしんどさに煙管を吸うこともしていなかったんですね。それで、罹患から3日ほどしてやっと体が楽になってきたときに、あいつがきましたよ。ニコチン衝動が。

ですが、そこでふと思ったんです。今ならいけるかもしれない、と。煙管によって依存度が大きく下がってる今なら、やれるかもしれない、と。

それから1ヶ月間、ついに煙管にすら手をつけない日々を過ごしました。

今までの無理矢理な禁煙方法に比べるとやや楽ではありましたが、それでもタバコ依存の強烈さは半端ではありませんね。

通常、禁煙して1週間も経てば、薬物的依存は完全に消え去るとされていますが、それでもやはり吸いたくなるのは”習慣的依存”というやつですね。要はメンタルの問題です。

さて、お待ちかね!ここからが私の禁煙方法の真骨頂です。

 

飲み会に行った

これ。

完全な禁煙開始から一ヶ月が経っていたときに起こりました。

酒を飲んだときのタバコのブーストは、控えめに言っても異常です。私は今までに、たった1回の飲み会の席で、何年にもわたる禁煙を台無しにしてきた人を何人も見てきました。

年スパンで辞めていた人を、たった一夜で陥落させるパワー。

それゆえにビビって参加した昔の同級生の飲み会でしたが、案の定私の禁煙の事実に話が移りました。

 

『無理せず吸っちゃえよー』

気づくと口にタバコがセットされていました。慣れた手つきで私のタバコに火をつける友達。

 

あ、やばい

 

そう思う暇もなく、タバコの魔の力で一気に吸い込もうとしたその時!!!!

 

 

 

 

常駐型魔法『口腔喫煙』が効いていた

肺に入れられなかったんです。

驚きました。

肺喫煙してむせてしまうのが、無意識下でとても怖かったんでしょうか。

というか、口腔喫煙だけで事足りていた私にとって、もはや肺で喫煙する必要性がなくなっていたんですね。

そのタバコも、口腔喫煙で吸い切りましたが、なんといったら良いのでしょうか、肺でガーーっと吸いたい気持ちに全くならないんですよ。

もちろんその日はその一本だけでしたが、それからまた禁煙期間に入ります。すると、今までは『一本でも吸ってしまったらお終いだ』と考えていたものが、『一本吸ったところで、口腔喫煙ならどうせ依存しないだろ』に変わっていたんですね。

 

 

それから数年間、何度かこういう状況があったのですが、結局全部口腔喫煙のおかげでやり過ごすことができています。口腔喫煙っていうと仰々しいのですが、要は『ふかす』ということです。

体内のニコチン濃度がほぼゼロのままなので、ふかす動作だけでは依存状態ONにはならないんですね。

万が一タバコを吸ってしまったとしても、絶対に依存しないという自信

かなり自信過剰になってしまいますが、この境地に至ったのは多分世界で(今のところ)俺だけなんじゃないかと思います。

周りを見ていると、何かの修行のように気合で禁煙している例しか見たことがないんですが(私もそうでしたが)、私に言わせれば正直何をそんなに必死に頑張ってるんだ、と思います。

要点は1つです。

禁煙というプロセスの間に、肺喫煙 >> 口腔喫煙に切り替える、というステップをはさむだけです。

これだけ。

だから、まずは第一段階として煙管で満足できるようにならなくてはなりません。

そして第二段階として、完全な禁煙を試みれば良いです。

ほんと、めちゃくちゃ楽ですよ〜〜〜〜〜〜〜 今まで気合で禁煙しようとしてたのがバカらしくなることうけあいです。

吸っても大丈夫なんだ、と思い始めたら成功だと思って下さい。ここだけ聞くと、ちょっと頭おかしいんじゃないかと思いますけども。笑

余談

この喫煙方法の違いについて気になったので調べてみたのですが、もともと日本では戦後までは煙管によって喫煙していたそうです。よく浮世絵なんかでも描かれてますよね。

それで彼らは基本的に『口腔喫煙』をしていたそうです。そりゃそうですよね。ノンフィルターではキツくて肺で吸い込むなんて無理ですから。

ところが戦後になって、軍の払い下げなどでやっと普通の紙巻きタバコが登場します。いわゆるシガレットですね。これが爆発的に普及しました。闇市で取引されているシーンがあるくらいです。

この紙巻きタバコは当時とても高価だったので、これまでの用に口腔喫煙するのがもったいない。そこで口腔よりも遥かに吸収効率の高い、肺喫煙に移行したそうです。

そこから肺喫煙に合わせてフィルタが開発されたり、と。

そんなわけで、何としてもタバコをやめたい、できるだけ楽にやめたい、そんな人にピッタリな方法のご紹介でした。是非試してみて下さい。